|

アメリカンファッションの創始者ホルストンと
"エクセーヌ"の衝撃的な出会い。
70年代アメリカが生んだ、アメリカを代表する、本当の意味での「アメリカンファッション」を確立した最初のスーパースターデザイナーとして脚光を浴びたホルストンは、アンディー・ウオホールなどを筆頭とするニューヨークカルチャーを率先する中心人物の一人としても話題になりました。
ホルストンのデザインの特長は、高級素材を使用したシンプルでミニマムなアプローチといえます。直線的なカット、様々にアンサンブル可能なシーズンレスのセパレーツ、男物のシャツからうまれたシャツドレスなど、それ以前にはなかった新しいファッション分野をクリエイト。ライザ・ミネリ、エリザベス・テイラー、ラクウエル・ウエルチ、ジャッキー・オナシス、グレースモナコ王妃などの有名人ファンを多数獲得するなど話題には事欠きませんでした。
そんなホルストンは、1971年春物コレクションのレインコートにはじめてウルトラスエード("エクセーヌ"のアメリカでのブランド名)を使用。以降ウルトラスエードによるデザインを多数発表し、自らもベージュのウルトラスエード・ジャケットをトレードマークとして愛用し続けました。
ホルストン没後9年目にして、若手デザイナー、クレイグ・ナティエロが起用され、2000年ニューヨーク秋冬コレクションにおいてホルストン伝説が復活したのです。ウルトラスエードを使用した清楚でエレガントなイブニングドレスや、ドレープをたっぷりとったロングスカートなど、ホルストンのエッセンスを現代的に解釈したデザインの数々で一目脚光を浴びました。2001年春夏コレクションでは初のスイムウエア・コレクションを発表。水洗いできる、色あせしない、ウルトラスエードの新しい用途の提案として注目されました。
「私の仕事はホルストンを現代に蘇らせることなのです。でも、昔のホルストンをコピーするのではありません。何年も飽きがこない、ホルストンならではのフィット感を持つスーツ・・・ボディーを細く見せる確かなカット等々。私の目を通して見えるホルストンの世界を表現しているのです。」クレイグ・ナティエロはインタビューにこう答えています。そして、ホルストンとウルトラスエードの「切っても切れない関係」をも現代に蘇らせているのです。
|