スペシャルインタビュー

レディス帽子の世界を“エクセーヌ”で彩る

矢八暁子さん
(株)エクレティコ専務取締役
80年に中央帽子に入社。商品企画のセンスと商才を買われ、85年、企画営業に配属される。98年、専務取締役就任。現在は、98年にレディス部門として立ち上がった(株)エクレティコを統括し、順調に業績を伸ばしている。

“エクセーヌ”を初めて手にした時の感激はでも忘れられません。

“エクセーヌ”を初めて目にしたのは、もう40年以上前だと記憶しています。東レの販促の方が当社にいらっしゃった時「ポリエステルの超極細の糸が開発されました。“エクセーヌ”は、これを使った新しい素材なんですが、これを帽子にできませんか」と言って見せてくださいました。

初めて手に取った時の感激は今でも忘れられません。本物のスエードそっくり!そして、お値段も本物のスエードより高価。それでも、すぐに“エクセーヌ”でハンチングを作り、百貨店に並べました。しかし、本物のスエードより高価な人工皮革スエードはなかなか売れませんでした。東レさんも、帽子だけでなく衣料に使っても売れず、とても苦労をされている様子でした。

開発商品というのはこんなものだと、注文した反物を眺めて慰めたものです。東レの販売の方と岐阜の“エクセーヌ”の工場へ行ったときも、大きな棚が何列も反物で埋まっていました。開発時のご苦労を目の当たりにして、販促の方と、開発とはお金のかかるものだと話し合ったものです。

それから1〜2年後、商用でヨーロッパへ出かけた際に、ロンドンの大きな紳士服店をのぞいた時のことです。わたしはたまたま“エクセーヌ”のブレザーを着ていましたが、それを見た女性店員がブレザーに触って「ワンダフル」と微笑んでいたことが印象的でした。

その後、婦人服売り場でも“エクセーヌ”を見かける様になりましたが、東レの販促の方にお聞きしたところ、ヨーロッパからの逆輸入で売れる様になったということでした。農耕民族と狩猟民族の違いなのか、日本人から見ると皮は高級素材、ヨーロッパの人から見ると皮は普通素材というふうに違って見えるのかと思いました。

“エクセーヌ”の企画は毎年がチャレンジ。常にお客様のことを考えながら、企画しています。

入社してから30年になります。最初の20年間は、“エクセーヌ”を担当していた前任者がおりまして、使わせてもらえませんでした。
10年前に、中央帽子から独立、(株)エクレティコというレディスの会社を立ち上げ、念願の“エクセーヌ”を使うことが出来るようになりました。“エクセーヌ”を使った企画をするにあたっては、高い素材ですので失敗はできないという思いもあり、お客様の立場に立っての物づくりをしようと心がけました。常にお客様との対話を重視し、売り場での状況も踏まえたうえで企画をしました。

最初の企画は、“エクセーヌ”をテープ状に加工したブレード帽子の企画でした。ブレードにすると重くなるので、薄いタイプの“エクセーヌ”を使用。カラーも、いままでになかったような、ミセスのトレンドカラーを取り入れた結果、“エクセーヌ”だけ前年対比160%位になりました。翌年から発注が増え始め、今では10年前の倍くらいは売れていると思います。

ここ数年、暖冬のせいか、9月〜10月の初秋物の紡毛タイプは売れにくいのですが、“エクセーヌ”は洗えて型崩れしにくいので良く売れます。9月は、まだ直射日光がきつい時期のためにUV対応を、また、においにも気を使い抗菌防臭など、東レさんのお力をお借りして、毎年新しい物を取り入れています。

昨年は、“エクセーヌ”にプリントや型押しなどを試み、今までにない商品を展開。とてもよく売れました。今年は何をやろうかと、今、企画中です。

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